tulipsチューリップの原産国はトルコ

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ここ下関はトルコのイスタンブール姉妹都市の関係にあります。

関門海峡を見下ろす火の山の公園にもチューリップ畑があります。イスタンブール市から贈られたものとかでかなりの数です。今は時期が外れてしまいましたが見ごたえがありますよ。

姉妹都市sister-citiesとなったのは、どちらの市にも 海峡があり橋が架かっているから、という事のようです。

ちょうどコロナ禍に陥ってしまう前の正月休みに20日イスタンブールに旅していました。海峡を何回も歩いて渡ったり、電車で渡ったり、船で渡ったり、プチクルージングをしたり、すっかりトルコのファンになって帰ってきました。と言ってもトルコにはそれまでに5回ほど旅したことがあり、今回はゆっくりイスタンブールだけに滞在して様々なことを満喫し、もっとトルコが好きになって帰ってきたという事なのですが。

海峡には何本も橋が架かっています。1本は我が市が援助、デザインしてかけたとかの話も聞きました。

幼い時からよく聞いた江利チエミの♪ウシュクダラ~♪のウシュクダラはイスタンブール市内にあります。あんなにすぐに行けるところだとは思っていませんでした。

この歌、どれくらい知られている歌かちょっと試してみました。何回か訪れた食料品店のおじさんを捕まえてその歌のことを聞いてみながら、私も口ずさんだのですが、数人が一緒になってコーラスになりました。ただし、本当の歌の意味は、江利チエミの歌の文句とは程遠い意味の歌のようでしたよ。なんか、雨ばかり降って…とからしいです。

夫はトルコ語を長年独学しています。市内に在中していたイスタンブール市からの駐在員とも親しくしていたので、トルコ語を直に喋ってみる機会もあったようです。

所で、そんな風にイスタンブール市からの駐在員(本人は市の公務員だなんて言っていましたが。私も市の講座で、その人が先生のトルコ語講座に参加したことがあります)がいるのでイスタンブールにも下関からの駐在員がいると思っていました。で、ある日、夫と私はバスに乗ってイスタンブール市役所まで出かけたのです。

まず、間違えたは入り口に行きついてしまいました。機関銃を持ったガードマンに正しいは入り口を示されました。

そこから先の話はちょっとした笑い話です。同じ国の人たちには、あることがインプッツされると、ある一つのことに結びついてしまうのだと思ってしまいました。英語があまり分からない人たちでした。

まず、下関とイスタンブール姉妹都市だから、どういう風に下関が市役所内で紹介されているか見たい、と言ったのだけど、さっぱりわかってもらえませんでした。ある人には私が妹を捜してイスタンブールまでやって来たんですね、と言われました。そうじゃない、妹は日本にいる・・・。

NO!ていうのはすぐにわかってもらいました。

ある入り口の受付の男性が彼のお兄さんは英語が喋れるからと、電話をかけてくれたのですが、その人に何をしに我々がそこまでやって来たか、という事を言っても、結局、この人もYou came here to look for your sister(あなたの妹さんを捜しにここにやって来たのですね)と同じことを言い出す始末で・・・。

なんでだろう。人探しをする人がトルコでは多いのだろうか。

もし、本当に妹を捜しにはるばるイスタンブールまでやって来たのなら、そんなのんきに悠長なことをしてはおられないし、一緒になって笑ってもおられないし、行くべきところも市役所ではなく警察署だろうが、などと思わずにはおられませんでした。

「行方不明」なった妹にはちょっとした土産話になりましたが。

最終的に、イスタンブール市の観光課(?)の人と話ができて、やっとすべて分かってもらえて一件落着できました。ただし、その日は金曜日でおまけに3:30くらいだったのですが、もう遅いから何も今日中には用意して見せることができない、と言われてしまいました。

という事は、何も市役所にはだれでも見えるパネルもディスプレイもないという事ですよね。がっかりでした。市内には日本庭園などもある、とは言われましたが。

帰国してさっそく市の国際化にもTELして事情を話しました。日本側はそんなことはない様に、いつだれが来てもちゃん見せれるものがあるように、と。

チューリップの原産国はトルコという事になっているようですが、数年前、知り合いがキルギスタンだったか、にその原種を見に旅行しました。とっても小さな株だったそうですよ。