英語の中のノルウェー語
英語には多くのノルウェー語が入っています。
skから始まる言葉、 ski, skirt、skyなどももともとはノルウェー語です。もっとも英語ではちゃんとkの音が発音されますがノルウェーごではカタカナで書くとシのような音になります。微妙に違うのですが。そんな音がノルウェー語にはあるからでしょうか、夫は日本語のha,hi,hu,he,hoの発音がいまいちです。フランス人のhotelの発音がオテルのようになるのとは、また、違うのですが。
ノルウェー人がイギリスを占領し、そこの王になったころから徐々にノルウェー語が英語の中に入っていきました。
husbandは今は「夫」と訳されますが、husは「家」の意でhusbandはもともとは「農夫」のことです。 kvinneという言葉は「女性」と言う意です。この言葉のスペルが変化し英語の queen「女王」になりました。
女王様のようにノルウェーでは女性を扱っていたのかと錯覚してしまいますが。
他にも Carnabyとかの地名に使われるようになったbyも「町」という意味のノルウェー語です。ノルウェーに出かけられたらその意で使われているのを実感されると思います。byがついた町がたくさんあります。
ちなみにVikingとは 「vikに住む人」という意味で、~vikという地名もノルウェーにはよくあります。
ある人に「 vikingにあった事はありますか」と聞かれ一瞬とまどったことがあります。
ノルウェー人がバイキングの末裔という事は間違いないです。バイキングとは悪く言えば南に下って悪事を働いていた海賊、よく言えば公益をしていた人々。
アメリカに向けてアフリカから奴隷が運ばれましたが、それにはノルウェーの船も使われたそうです。
世界の覇権を手中に入れて大英帝国となったイギリスも、裏では王家も世界の国々を襲っていた(交易をしていた)海賊たちのパトロンだったのですものね。