pickpocket すりについて
4、5年前にポーランドの行った時のことです。クラカオのアーケード街で買い物をしていました。
何だかおなかの辺りがくすぐったい・・・気がつくと、私のショールダーバッグのジッパーが開いており、若い女性の手がバッグの中を物色していました。
私のバッグは順序よくぎっしりものが入っており、英語でいうとvery tight(きっちりしていてすきまなし)と言う状態でした。そう簡単に財布など出てくるようになっていないのです(おまけに財布にはゴムひもがついていて、私自身がどこかに置きっぱなしにしたりしない様にもしてあります)。
小銭入れは、その時、帽子を買おうとして左手で握りしめていたので、すりさんは何も取ることができなかったわけです。
私はその人の腕をぴしゃっとたたきました。一瞬、目が合ってにらみ合いが生じてしまいました(それ具合で済ませておいた方が良いと思いました)。
すると彼らは去っていきました。7,8歳の女の子を連れた若い女性2人でした。
その少女も見様見真似でいずれはすりに成長していくのでしょうか。
すりとはpocket から何かをpickしていくので pick pocketと言います。
ポーランドは豊かではない方とか。ポーランドから西欧への出稼ぎは多いようです。
ノルウェーでもーでもそうです。あるノルウェーのホテルでノルウェー語で話しかけたら会話になりませんでした。
で、英語に変えたらThat's better(その方がいい)と言われました。この女性、一見ノルウェー人にしか見えない金髪碧眼でしたがポーランドからやってきて半年になる、という事でした。
そうそう、ポーランドの近隣諸国、ポーランドも含めての話ですが、初めてエストニアに出かけた時、男女どちらも美男美女ばかりで少々驚いたことを覚えています。
イタリア、メキシコでもすりは多いですよ。
夫はこの2か国で何回もすりの被害にあっています。
一度は、これはイタリアでのことですが、日本留学を終えて国に帰る時のこと、スーツケースのカギの入ったwallet(財布)をすられて、スーツケースを開けることができず、暖かい服を出せなかったので、それまで着ていた服の下に新聞紙を着たとか。日本を出てから南アジアを観光しながら帰っていたので、それまでに数週間を経ていました。日本を出たのは3月でしたが、ヨーロッパに帰り着いたとたんに寒くなていたということです。
チケットの日付けを変えてもらって早々にノルウェーに帰ったとか。
空港で今みたいにsecurity checkが厳しいと怪しい人に見られたかもしれませんね。
それでも、夫曰く「なんでもイタリアは芸術的!」だそうです。すりも?
確かに、イタリアはどこを見ても芸術を感じます。どんなにモダンなホテルに滞在していても、そこから一歩外に出ると芸術と歴史を感じます。
ところで、知人でイタリアに行ってから人生観が変わったという人がいます。何に対して何だろう。この国では人生感うんぬんも様々な可能性があると思います。
カナダの秋を見て人生観が変わったという人も知っています。
また、インドに行ってから、と言う人もいます。インドに関してはあまりの貧富の差や汚さや、そんなことからかと思います。りっぱな乞食さんを作り上げるために親が幼い子供の眼をくりぬいてしまう、とか・・・。これは夫がインドで聞いた話です。