silk 絹

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絹のお話です。

紙と同様に、絹も長いこと中国がヨーロッパに伝えなかったものの一つです.。

彼ら、ヨーロッパ人はどうしても、絹をヨーロッパでもロッパでも製造したくて杖の中にsilk worm,かいこを隠して持ち帰ったとか。

絹についての本を読んでいて発見したことです。

wormは生まれると食べ物を求めてすぐに四方に拡散する習性があるが、silk wormは長いこと人間に飼われていたため拡散することなく、そのままにしている、とか。

今は日本も絹の国として知られています。

ヨーロッパでは、今も床丈のフォーマルドレスを着衣するという習慣が残っています。

ヨーロッパを旅する時には、そんなドレスを一枚用意されたら役に立つと思います。クルーズ船に乗ったりするとドレスコードがあり、そんなドレスが必要みたいですが。

私も着物地で作ったちょっとしたフォーマルドレスを持って行っていたのですが、重宝しました。オペラに行ったり劇場に行ったり…その都度それを着ました。クリスマスパーティにもいつもドレスを着ましたよ。

モスクワに旅した時、ボリショイバレーを見に行った時もそれを着ていたのですが、周りにいたイギリス人とかから賞賛の目で見られました。本当はそんな大したものではなかったのですが、どうも絹と思われたようです。

とにかく、ノルウェー人にとっても、絹と言えば一目置くようです。

ノルウェーのデパートでは、日本からの輸入品として、かいこの缶詰めを打っていました。

夫はそれを特別なおいしいものdelicacyとして、パーティーのテーブルの上に供したのですが、みなの反応はいかがだったか、想像にお任せします。

ところで、杖はcane とかstickと呼ばれます。

ポーランドに旅した時のことです。クラカオのホテルのレストランでツアー(日本からのツアーに参加していました)の仲間の一人がテーブルの上の砂糖の入れ物に書いてある言葉が分からないとウエートレスに聞いていました。

"cane sugar"てなあに?と。

sugar は無論、砂糖のこと、caneは棒、杖上のものと考えてもいいけど、sugar caneはサトウキビのことです。つまり、cane sugarはサトウキビからできた砂糖てことです。

ところで、私は夏旅行する時には、絹製品を多くスーツケースに入れることにしています。汗してもコットンや麻より快適だし、軽いので。

この数年、着物をほどいてはブラウスなどにリフォームしました。

火事の時などは、絹製品を濡らして口を覆えばある程度悪いガスなどをシャットアウトするとかですよ。