漢字
中国を旅していて面白いのは、中国語を学習していなくてもあちこちに意味が理解できる看板やらがあふれていることです。日本を観光する中国の人たちも同じように感じるのでしょうか。
知っている中国語を駆使して話しかけてみるものの音声の違いで通じない。漢字で目にすると分かる言葉もちゃんと発音できないし。しょうがないから、様々にイントネーションを変えて喋ってみる。
How much?の中国語は多少銭(あってますよね?)。この3文字だけなのに四声がある中国語。どれくらいバラエティのある組み合わせの発音になるか・・・。そう簡単には通じないのです。
私が何が言いたいのか少しは想像してくれたら、なんて思ってしまいますよね?
結局、手っ取り早く漢字だけの筆談でコミュニケーションをとることになるのがしょっちゅうのことでした。
それが、コンピューターを相手に書き物をしているとついつい漢字を忘れてしまって、それも小学校で習った漢字です。鳥の字をうっかり馬の字にしてしまったのです。大きな声で「マー」と大笑いされてしまいました。
しかし、そのため実地に馬のちゃんとした発音のレッスンをしたのと同じわけで、もうその発音に関しては一生忘れはしないだろうと思いました。
やはり、言語と言うのはそれが喋られている現地で生活しながら学んだ方が良いという事でしょうか。
それにしても、私たち日本人はまだいいですよね。発音はさっぱりわからないとしても漢字でを通して駅名を理解できますから。漢字を知らなかったら、形として覚えるしかない。それも一瞬じゃ到底無理。タイなどへ旅するとそういう状態が起こります。しかし、しばらくすると、字の形でなんとなく覚えてくるんですよね。
やはり、言語学と言うものは面白いです。