言語 は変化する

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日本人はどうも長い言葉を短くしてしまうのが好きみたいですね。

air conditionerは air conにしてしまったり。

もう3年ほど前のことです。イギリスの友人から手紙の中にair conのことが書いてありました。 air conditionerではなく、 air conと書いてあったのです。ついに日本語英語 Japanese-Englishがちゃんとして英語として通じる様になったかと嬉しく思いました。そして、隣町に住むイギリスの友人にその話をしたのですが、その人、曰く「その air conと書いた人は日本に来たことがあるだろう」でした。

隣町に住むそのイギリス人は、もう来日して30年ほどになる人です。イギリスで喋られている英語とは離れてしまっていて私には「今浦島状態」なのではないかと思えました。

私が英語の学習を始めた時には、Have you a cat?といった風に習ったのに、今では Do you have a cat?と言う方を中学では教えているし、イギリス英語の方も Have you got a cat?と言うようになったと。

夫の友人で30年よりもっと長くイギリスから離れているイギリス人は、自分が若い時には、実際、Have you ~?と喋っていたと話しています。

今、中学でまず最初に習うNice to meet you.「初めまして」も、私が中学生だったころは How do you do?でした。

現在、この「初めまして」は改まった席で使用する、と記述された本もありますが、「死語になってしまった」とまで書かれている本もあります。さき程のイギリス人は、もうそんな言葉は誰もしゃべらない、などとも言っています。

本当に言語って日々変化しているのですね。

ところで、air conditionerという言葉、暖房機のつもりでその言葉を冬に使ってしまうと大間違いになってしまいます。それはあくまでも空気調節の機械という意味の言葉なのです。ただしくは、heaterです。