dog-ear
英語の表現には犬を扱ったものが多数あるようです。やはり、犬はいつも私たちの周りに存在しているからでしょうね。
dog paddle は犬かき、dog legは犬の足のように「くの字に曲がったもの」と言う意味。では、 dog-earとは?
皆さんはそんなことしてしまいますか?
本を読んでいて、しおりが見当たらない時、ついしてしまうのが、本のページの角を折ってしまって、「そこまで読んだ」と言うしるしにしてしまうこと、これがdog-earというわけ。犬の耳に見えますか?
doggie-bag,これはレストランなどで食べ残したときに持ち帰るための袋。こんな言葉があるという事は、やはり、英語圏の人たちもみえを張っているという事でしょうか?
「食べ残したのは家の犬にあげたい」と言い訳してレストランから袋をもらい受けた、これがdoggie-bagです。
我々日本人の持つ犬に対してのイメージは、ご主人様と家来。欧米人は人間の裁量の友。つまり、彼らにとって犬を人間と同様に扱っているのです。
このことで、思い出したことがあります。
欧米で、数世紀前の家族を描いた絵を見る機会があったら気を付けてみてください。
家庭の中に存在する黒人の存在はその家の犬や猫以下なのです。
絵の中で、これらのペットたちは家族とともに絵の中心に描かれ、黒人である召使、あるいは奴隷は隅っこに描かれています。
ロンドンに旅した時、いくつかの美術館、博物館を回りました。
その辺に気を付けて絵を見て回りましたが、黒人が描かれている絵はほとんどありませんでした。
どの美術館だったか、忘れてしまいましたが、その美術館では黒人の肖像画が一点だけありました。