お肉meat

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明治維新後に「時代は文明開花である。肉食わざる者、文明人にあらず」

といきなり明治政府からのお達しで日本人は肉を食べることに。

肉をたべなれた民族はほとんど分厚い肉を好むようですが、肉を食べつけていない日本人にはどうもそれを苦手としたようです。かぶりつくわけにはいかない。

なるたけ薄く切れば日本人にもにもなじめるだろう、と言う発想、だれが思いついたんでしょうね。

日本の料理人は別名を「包丁人」と言われているくらいの包丁の使い手・・・彼らが肉を薄く薄くさばいて販売するようになりました。

薄い肉は便利ですよね。私たちはそんな肉が普通だと思っていますが、海外でそんな肉にお目にかかったことがありません。海外には薄切り肉なんてないんですよ。

だから、肉巻きもできないし、すきやきもできないし・・・です。

一度だけすき焼きを食べたことがありました。ただし、オスロのデパートに売られていたのですが、日本から輸入された缶詰め製品でした。40数年前のことです。日本ですき焼きを口にしたノルウェー人がおいしかったので国でも広めよう・・・と思ったのかもしれません。

そんな調子で一時期凄いブームになっていたものがあります。。日本の文化刺繍です。

私もこの刺繡の仕掛けたままの作品があるのだけど、このブームが30数年前のことだから、もう誰もしていないかなあ。

ノルウェーで作品に仕上げたものもいくつかありました。フランス、ドイツなどなどの友人に出向いた時にお土産としてあげました。

横道にそれました。

ノルウェーの家庭には大きなハムの塊をスライスにする機械はあるのだけど、彼らは肉を同じようにしようとはしません。だから料理のレパートリーも少ないんですよね。

そのハムを切る機械ですが、特にクリスマス時には活躍します。ただのハムと言ってもすごい種類のハムが売られています。クリスマスには塊を買ってくるのです。

ところでお肉屋さんはmeat shopでもちろんいいのですがbutcherという言葉があります。動物を「潰す、と殺」という事からきた「肉屋」と言う言葉ですが、随分前にButcherというプロレスラーがいましたよね。ニュアンスがお分かりいただけると思います。

海外に行くと大きくFish Butcherと掲げてある看板を目にすることもあります。

ところで、eatと言う言葉を習った時、単に「食べる」と言う意味で教わりましたが、本当はこの意味ではhaveを使た方が品が良いです。eatを使うとなんとなく「食う」と言っている様に響きます。

haveは便利な言葉です。沢山の意味があります。

英語は10語、いや6語の動詞さえ知っていればかなりなことを喋れる、と言われていますが、haveはそのうちの一つです。