風車 windmill
風車の中がどのようになっているか想像が付きますか?
風車は「粉ひきのゴーシュ」でも有名ですが、たいていは粉ひきに使われているようです。
最も現在は実際に使われてはおらずただの観光用にぽつんとたっているのかもしれませんが。
四十数年前のことです。
私の記事の中に時々登場する北ドイツフリースランドの友人を訪ねていた時のことです。家の近くにある、というか彼の友人のところの風車を見に連れて行ってくれました。
風車の中だけでなく屋根(と呼ぶのでしょうか?)の上まで、2階に当たるのか、3階に当たるのか、というところまで上がって「世界」を見回すことができました!
上がるには手動のエレベーターで、ただの一人乗りようのもの。リンゴ箱より少し大きい箱が縦向きになっている、そんな感じでした。
がたがた揺れながら動いて、今なら怖い方がかってしまうかも。
私は黒いコートを着ていたのですが、あちこち粉で白っぽくなりました。
風車の中は部屋として区切ってあるものの粉ばかりでした。
まあ、なかなかできないいい経験をさせてもらったと思っています。
私たちのような観光客も訪れるのか、訪問者用のノートブックもあり、今も保管してくれているなら、私が書いた旅の詩も残っているはずです。
私が訪れた風車もこの写真のようなたたずまいでした。
オランダの風車も色などこんな感じだと思います。
他に、ギリシャやスペインでも風車を見ましたが、色などを見ていると私は南の国の風車の方が好きです。
スペインのどこでしたか、目の前に7機も見えました。
ドン・キホーテが風車のことを怪物だと思い込み挑みかかった、というのも分かる気がしました。
英語で言うと風車はwindmillですが、millてうすのことです。
watermill水車、 coffeemillコーヒーミル、 paper mill製紙工場もありますものね。
millerて粉ひき屋さんのことです。そういった名前の音楽家がいましたよね。
幼かったころ、冬になると近くの川の水車につららが下がっていたのを思い出します。
水車、懐かしいですね。
もう田舎には水車の姿はどこにもありません。