なぜIだけがいつも大文字?

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昔、ヨーロッパの言葉で大文字と小文字の書体があったのはラテン語だけ。

しかし、実際にかく時には大文字か小文字のどちらかで書いてそれを併用することはなかったんですって。

しかし、7世紀の初めごろから写本の時に、文や節、段落の始めに大文字を使うようになり、15世紀にはいるとグーテンベルグによる活版印刷が生まれ、それが技術的に発達して聖書が印刷されるようになると、イタリアの印刷業者が現在のローマン体を開発し、広く使われるようになったということです。

このローマン体も最初は特に使用の際の規則はなくて、重要な語だったら大文字で始めるというようにまちまちだったのだが、その後、用法が整理されて、文頭、固有名詞、そしてIを大文字で印刷するようになったという事です。

Iが大文字で書かれるようになったのは、あくまでも印刷した時の体裁によるものだったんですって。

今でも海外の人たち、特にアメリカ人はどの文字を使おうと、そう気ににしていないみたいです。

大文字だけの手紙をくれるひともいれば小文字だけの人もいたりして。そんな人は、Iまで小文字にしています。

大学や高校の講義でも大文字だけの黒板を見るのはしょっちゅうのことです。

今の中学ではアルファベットの書き方を厳密に教えているようです。例えばMなんて、私も夫も山を二つ書いてOKと思いますが、学校ではそうではないのです。

あくまでも、上から下へ書く…つまり、4回上から下へ線を描くことになるというわけです。私にはどうでもいいことに思えますが。Wもそうですよ。

ニュージーランドの友人だって私と同じように書いていましたが。

だいたい、その方が書くのに速い!

それから、もう一つ、今では筆記体は教えていないようです。少なくとも公立中学では。

私立の学生が習ったとかでちゃんと書いていましたが。あの小暮美千代さんが卒業されたミッションスクールです。