riceご飯の炊き方
もう稲の収穫の時期は終わったのでしょうか?
こう暑い、おまけに町(?)に住んでいると季節感が田舎とは違います。
稲田が近くにはないのです。
今でも学校ではご飯の炊き方なんて学習しているのでしょうか?
私も母を手伝って小学校のころからご飯を炊いていました。
中学生になるとどれくらいの分量の水をいれて炊く、とか習いましたよね。
それが、ノルウェーでご飯に関してすべてのことをご破算にすることを学びました。
まずはお米は無洗米です。
箱のなかから、がさがさ音をたてて鍋に落ちました。
私は鍋で炊いていたのですが、義母やお姉さん、友人宅はどこでもなぜかフライパンでした。
フライパンにお米を適当に入れ、次は水ですが、これも適当に入れ炊き上げます。
始めちょろちょろ中ぱっぱのやり方ですが、まあ、最初はこのやり方に沿っています。
ノルウェーの調理エネルギーは電気ですので、少々時間がかかります。
じわじわと熱くなって、やっと沸騰したら、彼らのやり方だと、とにかくそのまま強火にかけておきます。
どうなると思いますか?
お米がご飯になるまでそのまま炊き続けるのです、時々柔らかさをチェックしながら。
柔らかくなる前に水気がなくなったら足します。
炊きあがった時、水気が多すぎたら捨ててしまいます。
それでご飯は炊きあがったことになります。
何も考えず適当な分量のお米、水で調理するので面倒はないかもしれません。
おいしそうだったら試してみてください!
友人宅でご飯炊きに遭遇した時にはちょっと大変でした。
私もノルウェーに住みだしてそう時が経っていなかった時で、電気でご飯を調理するなんて、どうも勝手が違って急に「どうしたら?」と言われても、戸惑ってしまったのです。
沸騰した段階で、台所に呼ばれて「次はどうする?」と聞かれてしまったのです。
はて?と思っていると、「日本人でしょ。毎日、調理していたんでしょ?」と言われてしまいました。
皆さんだったらどうされます?
後に、鍋を半分くらいずらしておけばいいのだ、ということを学びました。
もっとも、そんなことをしている人はノルウェーではいませんが。
なお、お米を洗う、という表現は生徒さんでも何も考えず(?)I wash rice,などと言いますが、これは間違いで、正しくは、polishを使います。
海外のテキストにお米の炊き方でPolish rice madlyと載っていました。
「気が狂うほど洗え」て。どれほど洗うんだ?と思ってしまいますが。
さて、炊きあがったご飯ですがたいていはデザートとかになります。
これに甘いシロップ、ジャム、クリームなどを混ぜて供されます。
時に、砂糖、バター、そしてシナモンをかけて。
クリスマスに定番のrice puddingはミルクでお米を炊き上げたものです。
ノルウェーでの初めての クリスマスにはご飯が好きなんだろう、てクリスマスディナーをたっぷり食べた後にそのデザートで、食べなさい、とすすめられて・・・。
とにかくクリスマスが終わったころにはそのころ、二十代で一番、最大の体重になっていました。