英語には最初コンマもピリオドもなかった、日本語だって句読点を使っていなかった
現在は読点、句点を使って文章を書いていますが、日本語もそうだったんですって。
昭和の初期くらいまでは句読点を使う習慣がなかったんだそうです。
それって歴史的にみるとほんのこの間のことじゃあないですか。
日々発展してきた、ということですね。
今じゃ、スマフォでtexting(切手を貼って投函する手紙じゃない場合、スマフォなどでメッセージを送ることにはtextという言葉を使います)すれば絵文字とか様々に入れたりしますものね。
さて、その時代の手紙などを想像してみてください。読む方は苦労したのでは、と思います。
日本語の方は、それでもまだ何とかいけるとおもうのですが、表音文字で綴った英語の文では句読点がなければ文の終わりも分からないですし、コンマが付くと付かないとでは意味が全く違ってくる場合だってあるんですものね。
歴史的にみると、文字は、最初は大文字しかなく、話し言葉をそのまま綴っていたし、語と語の間もはなして書かなかったとか。
こんな風になります。
THISISMYPENTHATISYOURPEN(This is my pen. Thait is your pen.)
これではわかりませんよね。
それで、次には、次のような書き方になったのです。
THIS ・IS・ MY・ PEN ・THAT・ IS・ YOUR・ PEN
こんな書き方で書かれた紀元前2世紀の碑文(ラテン語)が今も残っているそうです。
そのうちに、語と語とはなして書くようになり、点は語と語を分けるためにもちいられなくなっていったそうです。
やがて真ん中についていた上付き点、中付き点、下付き点として区別して使われるようになり、上付き点がピリオド、中付き点がコロン、下付き点はコンマの役割を持つようになったという事です。
それにしても、日本でも句読点を使っていなかったというのは意外ですよね。