coffee time コーヒーの時間
How many cups of coffee do you have a day?
一日に何杯くらいコーヒーを飲みますか?
コーヒーはノルウェーの国民的飲み物だと夫は言っています。
調べてみたら、本当、ノルウェーは世界で二番目にコーヒー消費量の多い国ですって。
一番の国はどこだと思われます?
私としては意外だったのですが、ブラジルですって。
私はあまりブラジルのことを知らない、知らない国への認識ってそんなものかと、反省しました。
それにしても、ノルウェーの人たちってよくコーヒーを飲みます。
朝から晩まで、なにかと言えばコーヒータイムです。そして、それには甘いものがつきものなのだから太るのは当たり前でしょう。
就寝するすぐ前だって平気で飲んでます。それもかなり濃いのを。
濃いっていうのは、彼らのコーヒーは炊きだすタイプなので。
寝られない?ノルウェーでそんなことを言う人にあった事がありません。
夫のお兄さんの一人なんて「お腹の中は真っ黒だ!」と冗談を飛ばすくらい一日に何倍も飲んでいます。
さて、コーヒーに関してトルコに旅した時、現地の友人に教えてもらったかわいらしい習慣をお話したいと思います。
コーヒーってもともとアラブから世界に広まったもので、トルコはアラブにごく近い存在であり、コーヒーが広まりだしたころはヨーロッパより開けた国だったのですものね。トルコのコーヒーの歴史は長いのは当たり前かも、と思います。
オスマン・トルコ(英語でいうOttoman Turkey)の時代ですが、世界で一番最初にcoffee house(今でいう喫茶店)と呼ばれるものができたのもIstanbulでしたし。
2番目はVeneziaにオープンしました。ベニスに出かけた時、その喫茶店に行ってみましたが、美しかったですよ。伝統が垣間見られました。
ただし、人の多さに嫌になり、数軒隣の喫茶店でケーキとコーヒーをという事になりましたが、ぼられました。イタリアでは何回もそんな目にあいました。
そのことはまた書きたいと思います。
今日は、とにかく、トルコのコーヒーのお話です。
結婚に関するお話…男性は結婚したい女性を見つけると彼女の家に挨拶、プロポーズに行くのですが、女性はコーヒーを供することでYes or Noの返事をするのです。
どんなふうにするのでしょう?想像できますか?
Yes だとコーヒーの中にたっぷりの砂糖を入れ供する、Noだとブラック、というわけです。
何も言葉に表さずとも彼女の意志はそんな風にして伝わるわけです。
なんかその場面が浮かんでくるような気がしませんか?
甘ーいコーヒーを口にしたとたん、皆の緊張がほぐれて場が和んでいくのが!
苦いコーヒーをを口にすると悲惨ですね。一言もなくすごすごとその家を去っていくような・・・。
その話を教えてくれた友人ベチュルは当時18歳でした。
その後、20年ほど経って再びトルコに旅した時、会いましたが、まだ、独身でした。
どれほどの回数、苦いコーヒーを供し続けたのかと、思ってしまいましたが。
2019年のクリスマスからお正月にかけてイスタンブールに旅した時にはコーヒーに関するお話の本を買ってきました。
さすがコーヒーの歴史のある国だと思ったものです。