taking a bathお風呂に入ることは一大エベント?
お風呂のことですが、まず、今日のお話は雨のことからです。
ヨーロッパでは雨が降っても傘を差さない人たちを何度も見かけました。
これはオランダでの出来事ですが、友人とその小学生の子供たちと一緒に街中を観光して回ったのですが、あいにく一日中雨が降っていました。
その子供の一人10歳の女の子は長い髪をしていましたが、親も子も全然気にしていないようでした。
濡れ放題。
みんな傘をささなかった、傘がないことはないと思うのですが。
そして、家に帰り着いてもそのまま・・・誰一人としてお風呂に入りませんでした。
なれなんでしょうか?
日本人だったら、到底我慢できない、と私は思ったのですが。
オランダは小さな国です。
日本の家が「ウサギ小屋」だなんて随分な言われ方をされたりしていますが、私はオランダの家もそう違わないと思います。
友人の家、6軒位を訪問、滞在させてもらったことがあるのですが、お風呂に関しては「これが文明国か?」と思わずにはおられませんでした。
お風呂はちゃんとあるにはあるのだけどすぐに使える状態ではありませんでした。
まず、湯船がない。他にどういう事か想像が付きますか?
どの家も、どの家もでした。
「お風呂に入ってもいい?」という私のお願いに対して返された答えは「もう今日はお湯がないから明日にしてくれる?」でした。
どういう事か理解できますか?
こんな会話、日本だったら考えられないと思います。
そして、次の日、私が手にしたお湯はバケツ一杯だけでした。
しょうがないから、私は髪だけを洗った、というわけです。
今、毎日のように洗髪する日本人には考えられないことだと思います。
結局、その家での滞在3,4日のうち、お風呂には入れなかったと思います。
しかし、彼らにとっては私がとんでもない客だったのかもしfれません。
どこの家でも似たり寄ったりでした。
ある家では「お風呂を使ってもいい?」というお願いに対して、家の中は大騒動!
まずは浴室が物置状態で洗濯機が置いてあったので、それを外に出してから・・・と、私は彼らの仕事を一つ増やしてしまったのでした。
そのころになると、日本人の私も心得てきたのですが、初めてスエーデンにいった時なんて、毎夜、寝る前にお風呂に入っていたのだけど、どうもひんしゅくを買ったみたいでした。
夜中に友人夫婦がけんかをしている声が聞こえていました。
ひょっとして私のお風呂の県が原因か、などと思ってしまったのです。
あるドイツの友人宅では、もうその辺のことは心得ていたのですが、Can I take a bath?というお願いに対して、Shower, OK?と問い返されてしまいました。
もう一つお風呂の思い出・・・これはノルウェーで起こったことです。
お客さんとしてやって来た夫の友人夫婦に「お風呂をどうぞ」と言ってしまったのです。
日本人なら当たり前のことですよね。思いやりのある言葉ですよね?
これは、夫が日本人はすごいきれい好きな人たちで就寝前はいつもお風呂に入る、と付け足し、事なきを得たのですが、よく考えると、欧米の人たちにとっては「あなたは汚いからお風呂にはいりなさい」と言っているのと同じだったわけです。
日本にやって来たお客さんに対してもお風呂に関して様々なことがありました。
それは、またの機会に。