Norwegian bridal gownノルウェーの結婚式衣装
古い写真のようです。
19世紀にはこんな衣装で結婚式に臨んでいたようです。
オスロ国立博物館に結婚式に向かう花嫁さんを乗せた船の絵があるのですが、その花嫁さんも下絵ののような王冠をかぶっています。
首には金と銀でできたpin(日本語ではたいていブローチと言いますが、英語では普通pinと言います)をしています。
伝統的なデザインで今でもノルウェーでは売られています。
娘、私もいくつか持っています。
ベルトもシルバーです。
エプロンはハダンガー刺繡です。
ノルウェーの民族衣装は地方によってさまざまに違うのですが、この衣装は今でも何かの時に見られるようなデザインです。
娘もノルウェーに住んでいた時、5月17日、独立記念日にこれによく似たのを着たことがあります。
一番下は衣装を試しているところでしょうか。
それとも結婚式の日で用意をしているのでしょうか。
ノルウェーの家も日本と同様に木でできています。
一度、イタリアから友人がやってきて13日間滞在したのですが、ノルウェーの家は木と紙でできている、と笑っていました。
紙ってwall-paperのことです。
さて、このようなアンティクと言われる写真、トーキー時代の映画などを見ていて思うのですが、人間って表情もさることながら風貌が変化してきてますよね。
現代の映画の中の俳優さん、女優さんは昔だったら、全然受けないことになるでしょうか?
私の曾お婆さん、曽お爺さん、夫の方のお爺さんたちの写真を見てもそうです。
今の人たちとは全然違った人たちに見えますよね。
もっとのどか、と言うかinnocentというか・・・。
現在の人たちの方がずる賢くなっているのでしょうか?
彼らの写真を見るとその写真を撮った時、彼らは何を考えていたんだろう、と思ってしまいます。
今の人たちの方が回転が速そうに見えます。
時間の速度、物の移り変わりが速いからでしょうか?
私が20歳のころ、フランスから我が家にお客さんがあったのですが、彼女がヨーロッパ人はこれから「~のような風貌」になろうとしている、と話してくれました。
確か、顔は長く、鼻もせんが長くなる、と言った感じだったと思います。
それから数年後、アメリカだったかの雑誌を読んだ時、何十年後の平均的なアメリカ人の顔が載っていました。
髪は黒く目もダーク、私には一見、スペインかイタリア系、かといって典型的なラテン系の顔ではない、と言った感じに見えました。
要するに、これからますます混血が進み優先的な方の風貌に変化していくという事なのでしょうね。
そんなことを考えていたら、いったい数百年前の日本人はどんな風貌だったのだろう、と思ってしまいました。