attic屋根裏部屋の守護神Athens

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年寄りになると文句を言うばかりになる、愚痴っぽくなる、などと知人に言われたことがあります。

それだけ物事が良く見える、詳細に見える、年になったという事では?

まあ、とにかく憤慨したという記事を2回も書いてしまったので今回は全然違う記事を・・・。

皆さんのお家には屋根裏に何かに使えるスペースがありますか?

たいていのノルウェーの家には屋根裏部屋があります。

義母のところでは、前、一度書きましたが服などの収納スペース、それに冬の間の洗濯物干し場になっています。

そのまま干しっぱなしで片付いたことになるんだからいいですよね。

ところで、屋根裏部屋とギリシアのアッチッカAttica地方が関係あるって想像つきますか?

Attica 地方は古代ギリシアでも中心をなし、その首都がアテネAthensだったのです。

また、そこでは知恵・芸術・戦術の女神Athenaがアテネの守護神としてまつられていました。

atticは「アテネ様式」という事で、簡素・優雅に装飾され、積極的に生かされた空間で、ほかの類義語、例えば garretの持つ陰気で半端でむさくるしい dirtyな感じはありません。

大人でもそこに行けば幼児期に遊んだりしたことや、沢山のおもちゃが入っているおもちゃ箱を思い出したりするのではないでしょうか。

そんなロマンティックな連想があるような気がしませんか。

私は小学生のころ物置の一角を勝手に自分のものにし、好き勝手なことをしていたのを思い出します。

そろそろ親に秘密を持ち始めたころだったのかもしれません。

何しろ、私の部屋は親がいつもいる今の隣だったので、物置の一角とはまた違っていたと思います。

何か、私の現在のもろもろの思考の仕方、物事に取り組む姿勢の原点がそこにあったような・・・。

のこぎり、トンカチを持って本箱を作ったり、あらゆるものpiecesで様々な訳の分からないものを作り出していました。

なお、attic saltで「上品な洒落」の意になるのはラテン語 sal Atticumの謎りですが、本来、塩が「風味、雅趣」を経て「洒落」の意味になったというわけです。

やはり、アテネ地方は当時おしゃれな文化の中心であったようです。

それにしても自分だけの空間、自分だけが自由にできる空間、ほかの人、家族でもアンタッチャブルな空間があったらいいなあ、と思いますよね?

あーあ、日本の家は物がありすぎる。