赤い糸
もうすぐバレンタインデーということで今日は「縁」のお話です。
干支の占い、星占い、手相占いなどなど信じる方ですか?
占ってもらったことはありますか?
で,その何か占ってもらったことが当たりましたか?
占いを本気で信じる方ではないですが、私はいいことを言われるとその気になります。
干支にしても星占いにしても私の性格は言えていると思います。
星占いの方は牡羊座なのです。
さて、そういう占いからはちょっと違う占い、こっくりさんのお話です。
ずっと昔、結婚以前のことなのですが、仕事帰りに妹の職場に寄った時(妹と一緒に車で帰宅していました)、彼女の同僚がこっくりさんで占いをしてあげる、といってきたのです。
私にとってそれが最初で最後のこっくりさん占いでした。
何しろ、周りは年頃の女性、男性ばかりで「こっくりさん」も熱が入っていたと思います。
結婚相手やら何歳ごろに結婚する、など他愛もないことばかりの占いでしたが。
私は次の年に福山市の浜松一郎と言う人と結婚する、と具体的な町の名、人の名が提示されたのです。
これ信じられますか?
誰も信じてはいなかったと思います。
笑い話の中のお話でした。
しかし、家に帰ると母たちにそういった名前の人が実際に福山にいるかもわからない、捜してみようか、などと冗談に言ったのは確かです。
まだ覚えています。
この話、どのように発展するか想像がつきますか?
普通だとこの話はこれでおしまいだと思います。
私はその年の秋だったか、次の年だったか(こちらの方が確かかも、何しろずいぶん昔で、少々、その辺は怪しくなっています)には日本を発ち、暮れには夫と婚約、次の年の3月には結婚していました。
こっくりさんの話などとっくの昔に忘れてしまっていました。
ノルウェーで住むようになり、徐々にノルウェー語が分かるようになていくにしたがってあることがよみがえったのです。
そうその「こっくりさん」の話です。
”オスロの~~(ここの~~には夫の名前がきます)”を日本語に訳すると”福山の浜松一郎”になったのです。
(字の並びは少し変えなければなりませんでしたが)
帰国した後、人にその話をすると、こじつけだといわれました。
じゃあ、例えの話、浜松一郎でなく伊藤博文(ちょっと名前を拝借しました)だと全然符合はしないのです。
やはり赤い糸と言うものはあるのでしょうか?
地球の反対側の人とさえ糸はつながっているのでしょうか?
「赤い糸」、中国の故事。
たとえ誰かがその糸を切ろうとしても切ることはできない、つながった糸の先の者とは結ばれる運命にある、とか。
私の夫との縁はそういう事だったのでしょうか?