What a beauty!なんと美しいカエルなんでしょう!

先日、徳山動物園で黄色いカエルを見ました。

ケースの中に5匹くらいいてじっとしていて動かないので最初は本物とは思わはなかったのです。

その一つの理由は他にもう1種類のカエルがいたこと。

それの方がやたら赤くて目立っていたのです。

説明を読んで初めて目の前にいる黄色いメタリックなカエルも本物で毒ガエルだという事を知りました。

5cmくらいの大きさだったと思います。

どのカエルもただ黄色・・・

妹の黄色い車を思い出してしまいました。

(2人しか乗れない車線が美しい車に乗っています)

妹も毒妹なので。

8、9年前、山口県ボーイスカウト世界大会があった時、通訳のボランティアをし、対応のために下関のフグのことやら様々なことを学びました。

で、その時に、フグは毒を含む食べ物を食べていくうちに体内に毒をため込む、という事を知ったのですが、このカエルも同じらしいです。

(現在ではフグ毒を蓄積させないために養殖し毒のないフグも市場に出しているとかです)

その時,学んだのは、フグよりもはるかに猛毒なカエルがいるという事でした。

こんなかわいい色のカエルではなかったのは確かです。

私の頭の中ではいぼがえる様でした。

で、、とにかくものすごい毒のカエルが・・・ということが頭の中にあったもので、ある日の講義の中でたまたま毒の話が出て大学の化学の教授を相手に「先生のいう事は違う、間違っている、カエルが…」と言ってしまったのです。

化学の専門家を相手に私もよく言ったものだと思います。

先生は世界で一番の猛毒の鉱物の話をしてて、動物が持っている毒の話ではなかったのです。

すぐに数回前に抗議した分の資料だと言って毒についてのプリントをくれました。

動物なんかよりはるかに鉱物の方が猛毒なものがある・・・ということでした。

何のために鉱物が毒を持っていなければならないんでしょうか?

どなたかご教授を!

刑事小説、探偵ものなどを読んでいると、事件現場で甘いアーモンドの臭いがしてその人物は青酸カリで殺害された、という事をほのめかしている、というような下りが出てきますが、教授によると、実際はそんなに強烈な臭いがするという事は、その死体のそばに近寄った人間は皆死んでしまう、ということでした。

カエルを見てから毒に興味がわき、そうそう我が家にも『毒の文化史』という本が積読になっていたぞ、と引っ張り出して読みました。

日本に比べて西洋で毒を扱う職業などの歴史が古く、また、発達したのも錬金術と関係があるのだそうです。

日本人はダイアモンドだなどなどと石を血ナマコになって探し求めた・・・という歴史はありませんものね。

毒の話はまた続編で書きたいと思います。

ところで、英語では毒はpoison,toxicですが、面白いのはノルウェー語です。

giftと言います。

この言葉、結婚するという意味もあるのです。

毒と結婚がどの辺りで交差してしまったのでしょうか?

もっともgiftedと言えば、英語だって、毒とも贈り物とも関係なく「才能がある」ということなのですが。