七夕飾りを作りましたか? star festival
七夕様ですね。
長いこと、笹の葉飾りを見たことがないような気がします。
前、見たのはどこかのホテルのフロントでの飾りつけだったか、それとも福岡空港での飾りつけだったでしょうか。
私が町の中心街になかなか出かけない、という事も理由かもしれません。
私が幼い時には父親が笹を1本切り出してき、妹と私は畑で大きな葉っぱから露を集めて硯の中に入れ、墨をすってはちゃんと筆で何やら短冊に書いていました。
そして、お祭りが済むと近くの川まで笹を流しに行っていた。
遠い昔のことです。
今じゃあ、そんなことをしたら不法投棄の罪に問われますよね。
だいたい川が詰まってしまって大変なことになるでしょう。
あの頃は近所中の子供たちが笹を担いで川に捨てに行っていた・・・。
懐かしいです。
川の中には、数日、同じところにささはそのまま流れることなくありましたが、そのうち、見えなくなった。
誰かが、毎年、引き揚げてくれていたんでしょうね。
今じゃあ、その川までも舗装されてしまって蛍1頭も見えないようです。
世の中、便利になったのはいい、周りがきれいに見えるのもいい、しかし、昔から伝えられてきた伝統的なものが消えていく、昔からの私たちの自然の財産が壊されていくのは悲しいですね。
ふと、江戸時代には七夕様ってどのように祝われていたのだろうと考えてしまいました。
明治生まれの祖父が話してくれた多くの不思議な話を思い出します。
彼らはそれらを信じそれらのものの中で生きていたのです。
家の周りは真っ暗だった・・・
想像が想像を呼ぶ世界です。
時代をさかのぼれが登るほど、畏敬のものに対して人々は恐れの心を持っていたのかと思ってしまいます。
ところで、七夕の笹飾りってそれを初めて見た海外の人たちにとってはどういう風に見えたと思いますか?
笹飾りがデザインしてある切手が、クリスマスツリーの切手と同じひとくくりで紹介されていました。
その記事を見たのは数十年前だから、今はそんな無知な人も少なくなったかもしれませんが。