お雛様 Hina dolls
明日はもう3月、早いですね。
今年は特に春を待ち望んでいたような気がします。
しかし、すごい寒がりの夫が今冬は我慢できる、と言っていたのでそんなに無茶苦茶寒くはなかったのでしょうか。
雪も積もらなかったし。
もうすぐ桃の節句ですね。
女の子の幸福を祈るために行われる行事。
お雛様を飾ると本当とても華やかに見えます。
これは中国から伝わった行事で、中国ではこの日に水辺に出て災厄を払う風習があったのだそうです。
彼ら、中国人は紙人形で体を撫でてそれを川に流すと災厄が流れると信じていたのだけど、この習慣が日本に持ち込まれ、貴族に定着していった・・・それからですね、日本の伝統的な行事となっていったのは。
これが現在のお雛様の起源で、川に流すまでの少しの間、これを飾るようになったそうです。
ひな祭りにある3つの約束:
① ひなあられ、杏仁湯(きょうにんゆ)、菱餅の3つを飲食する。
ひなあられというものは栄養価が高く、杏仁湯は便通をよくする。
杏仁湯は桃の種を割って中の胚孔を干したものを煎じた湯。
菱餅のひし形には魔除けの効果があり、緑赤白の三段重ねにも良い効果がある。
緑のヨモギを入れた餅には増血効果が、赤いくちなしの餅には解毒作用が、そして
白い菱の実をひき込んだ餅には血圧低下の促進効果がある。
② ひな人形の飾り付けは24節気の一つ「雨水」の日に行う。
雨水とは旧暦正月トラの付きの中気で新暦では2月18日か19日に当たる。
これは立春の次の24節気で雨の水もぬるみ草木が発芽する頃である。
③ ひな人形は3月3日の午後6時までに片付ける必要があるというもの。
厄を払う日を翌日に持ち越しては禍も言消えないからだ。
人形を飾ったままにしておくとその家の娘は将来縁遠くなるという。
私や妹が幼かったころは毎年飾ってもらって大変うれしかったのを覚えています。
戦後数年たったばかりの頃でしたが、初孫ということで祖父が大阪の方から取り寄せてくれたとか聞いていました。
アンティックのかわいいお雛様もあったのですが、これはまだ私が持っています。
娘のは内裏雛だけで古い家の方に飾ったままです。
だから、まだ嫁いでないのか・・・。
③の約束事を気にしなかったのがいけなかったのでしょうか・・・?
今の家では市松人形やら西洋にアンティクの人形がこの部屋study,書斎に飾ったままです。
抱き人形は幼い時の気持ちに戻って着せ替え人形にしたいのですが、今のところ、時間がなくてそのままになっています。
海外でも人形の人気は根強いです。
コレクターに市松さんやお雛様を送ったことがあります。
義母の所にも木目込み人形のお雛様をもらってもらったことがありました。
やはり日本の人形が一番かわいくて味があると思っています。