chicken pox 水疱瘡

日本人とドイツ人の気質は似ているといわれています。だからでしょうか。我が家にやってくるお客様で一番多いのはドイツ人です。しかも、同じ人が毎年のようにやってきたりです。

私たちが日本に帰ってきて数か月のころ、娘が小学校1年生の時の話ですから、随分前のお話です。

ちょうど今日から夏休み、と言う日に、ドイツの若い友人男女2人がやってきました。

やって来たその日に、娘は水疱瘡にかかっていると判明しました。

そのドイツ人男性は20歳でしたが、運悪くそれまでに水疱瘡にかかったことがなかったのです。

今時(その当時も?)、日本人で20歳までに水疱瘡にかからずじまい、と言う人などいるのでしょうか。

彼らは1か月ほどの日本の観光にやってきていたのですが、我が家に滞在した6日間がその潜伏期間だったのでしょうか、我が家を後にし東京に行った頃、友人はそれを発病してしまったのです。

暑い7月のこと、彼らの東京の友人宅ではがんがんクーラーをかけっぱなしで眠ってしまったとか。結果的に風をひき、肺炎にまでなってしまい入院したとか。

踏んだり蹴ったりの大変な目にあったようですが、日本がとても気に入り1年後にはまたやってきました。

前年に東京で会った彼の友人と結婚したんですよ。一緒にやって来た彼女とではありませんでした。

結婚式には夫も出かけていきました。

今は、双子のお父さんで埼玉に住んでいます。

夫も含めてですが、彼も母国には帰る気持ちはさらさらないみたいです。夫も彼も日本での生活の方が長くなってしまいました。本人は日本人のつもりです。

そして、夫が海外に一人で出かけようものなら、現地の人に「日本人のように話し、日本人のように笑う」などと言われています。もう典型的なノルウェー人ではないのは確かでしょうね。

水疱瘡はchicken pox と言いますが、ドイツ人との会話ではwater poxで済ましていました。日本語の水疱瘡という言葉も元をただせばドイツ語からきているということでしょうね。ノルウェー語でも van pox(vanとは水のことです)と言います。

天然痘のことはpox、鳥肌は goose bumpsあるいは goose pimplesと言います。

ずっと以前、ETVで"Goose Bumps"というミステリーを流していたのを思い出しました。