magician 魔法使い
簡単に物を消えさせたり、目の前に登場させたり、様々な魔法が使えたら、と思ったことがありますか?
幼い時には、そんな思いはしょっちゅうあったような気がします。
magic魔法、魔力と言う言葉は、どこから来たのでしょうか?
聖書を思い出してください。
あるいは、O・ヘンリー作の「賢者の贈り物」でもいいです。
世界最初の魔法使いは聖書の中に出てきたのです。
キリストが誕生した時、東の国からはるばると星を目当てに3人の博士がお祝いにやって来た…そのお話です。
この博士のことをmagiと言います。
これはペルシアの僧と言う意味で、この僧たちは不思議な魔法の力を持っていると信じられていたのです。
このことから魔法のことをmagicと呼ぶようになったというわけ。
ところで、「あの人はcharmingだ」とか言いますが、 charm の語源を調べていくと、あの自由奔放な生き方をしたCarmenに行き当たるのです!
この carmenはもともとラテン語の「助けたり傷つけたりする魔力を持つ」という意味で、作家メリメが自分の小説のヒロインにカルメンと命名したのも納得でしょうか。
魅力あるという意味の英語のbewitching と言う言葉がありますが、この語のwitchは魔女と言う意味です。
随分、昔にTVドラマで”Be Witched”ていうのがありましたよね。邦題は「奥様は魔女」だったと思います。
今でも、どこの飛行機だったか、国際線だったと思いますが、見る事ができます。
それにしても、簡単に魔法が使えてすべてが思いのままだったら面白みがないでしょうね。普通の人で良かった!
余談事を思いついてしまいました。
あなたの人生って波乱万丈ですか?
高校を卒業する前にクラス担任が皆に将来の希望なりなんなり書くように言ったことがあったことを思い出しました。私は波乱万丈の人生を送りたい、と書いたのだけど、実際に波乱万丈の人生ってどんな人生なんでしょうか?
夢見がちな18歳の少女にとっての波乱万丈て、今の私の感慨とは180度違うような気がします。