10月 October
ハロウィンがもすぐやってくるんですね。
先日も、もう9月の半ばから、喫茶店ではハロウィンの絵柄付きのチョコレートをプレゼントしてくれました。
早くも10月、後3か月で今年も終わりとは!
どこへ時間は行ってしまったんでしょうか?
今日は月のお話です。
Octoberはもともと8月のことでした。
ローマ時代の言葉で octはもともと8を意味していました(というより、これはこれはラテン語だといった方が良いでしょう)。たとえば、タコは octopusと言いますが、これは足が8本あるからだし、 音楽のoctaveオクターブは8度音程という意味です。
それなのにOctoberには octがついていても、なぜか、10月。おかしいと思いませんか?
紀元前8世紀に造られたローマ歴では、1年には10か月ありました。
Martius(英語では March)が1月、戦いに行くことができるMarchが1月だったのです。英語の Decemberは10月というわけです。
もとはoctは8で、Octoberは8月だったのです。
ところが、紀元前45年にジュリウス・シーザーが暦を改良し、1月のMartiusの前に Januariusと Februariusの2か月を入れて、1年を12か月にしたのです。
そのため2か月ずつずれて行かざるを行かなくなったというわけです。
シーザーは暦の上に自分の名前を残しておきたかったのでQuintilius(旧5月、新 7月)が自分の生まれた月だったことから、Juliusという名前を Quintiliusに置き換えてしまいました。
これが現在のJulyの語源です。
そして、シーザーの甥で初代ローマ皇帝になった Augustusアウグストも自分の生まれつきのSextilius(旧6月、新8月)をAugustsと呼ばせるようにしました。
これが英語のAugustの語源です。
March(旧1月、新3月)は新年の武運を祈ってローマの軍神 Mars(これは火星のことでもあります)の名前からとりました。
June(旧4月、新6月)はローマの主神ジュピターの妻で結婚の女神 Junoからとりました。そのため6月に結婚する花嫁を June bride と言い、幸せになれるといわれるのです。
この暦が変わった.という事で、April Foolと呼ばれる現象が発生することになりました。 April Foolに関してはまた書きたいと思います。
それにしても、まだ暑い!
冷房が入っています。我が家も仕事先も。