言語は変化する
すべて「こんにちは」と書いてあるようですが、全部、読めますか?
あるいは、どこの国の字か分かりますか?
こうしてみると、世界には随分多くの字があるものだと思います。
ほんの日本だけの字を数えても3種類あるんですものね。
考えてみると、言語に比べて、字の方はそう時代を経ても変化していないようですね。
もっとも、楔形文字やら、ノルウェーのルーン文字のようにもう使われない文字も多々ありますが。
日本語も平安時代・・・江戸時代の言葉に比べて随分と変化してきていますが、英語もしかりです。
11世紀に起こったNorman Conquerによりイギリス宮廷ではフランス語を喋ることになったのです。その時フランス語は権力を持った人たちがしゃべる言葉だったのです。
だからそれはどんどん社会の中に浸透していきました。
今でいう中期英語の時代です。
どんどんフランス語が英語に入っていって英語は豊かな言語になったといわれています。ただし、そのために使われなくなってしまった言葉も多くあります。
どの国の言葉もそうですが、同じ意味の言葉が2つあると、一方は次第に使われなくなってしまいます。
英語もそうでした。
ある時、彼らは気がつきました。
昔からの言葉がつかわれなくなり消えつつあることに。
そして、彼らは復活させようとしました。
改めて新熟語をつくり始めたのです。
動詞にat, in out, onなどをつけ、意味合いを付けることを始めたのです。
私たちを悩ませている熟語、フレーズです。
だから、実際は動詞の意味合いをよーく理解し、そのニュアンスをつかんだうえでat, inなどがくっつくとどういう意味に変化するかを理解した方が良いのです。
結局、辞書上の日本語訳は無理やり英語の言葉を日本語に直しているだけなのですから、その英語の言葉がバックにどういう意味を含んでいるか、ということも踏まえての学習が必要ということです。
熟語は、現在も作られ続けているので、私たち日本人も新しいものを作っていいのだと載っていました。頑張ってみますか?
アメリカ英語なんて相当私たちが中学で習った熟語とは違ったものを作り出していますよね。
I walk my dog.
これわかりますか ?
この文を初めて見た時には、「犬のような格好して歩く、または犬の歩き方をする」という事かと思ってしまいました。
正しくは「私は私の犬を散歩に連れて行く」です。
中学で習った文ならI take my dog out for walking.くらいになると思うのですが。