Christmas Day クリスマス

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誰にとっても一年で一番楽しい時はクリスマスでしょうか。

お正月と違って私たち日本人にとって義務とかはないですから。

いつもの人たちとテーブルを囲む。

クリスマスディナーのためにフォーマルドレスを着る。

ノルウェーの人たちがドレスを新調するとしたら、その可能性が一番台なのはクリスマスだと思います。

フォーマルドレスと言えば、ヨーロッパでは今でも床丈のドレスです。

私も日本から絹の着物時で作ったドレスを持って行っていましたが、劇場に行くにもそのドレスに袖を通すことができたので日本では味わえないようなフォーマルな時を楽しむことができました。

ノルウェーでは、クリスマスツリーはどこの家でも本物の木を使います。

木が良い香りがする、という事も彼らが本物の木をツリーとして使いたいという事の理由としてあげられるかもしれませんね。

しかし、考えてみると、その時期、すごい数の木が切られノルウェー中を移動していることになります。

環境破壊では、という声は聞いたことがないのですが。

毎年、そのシーズンになるとツリーの市が開かれます。

たいてい各コミュニティの中心街でその市はたちます。

ノルウェーに住んでいた時、私たちは一度だけ近くのツリー市でツリーをかったことがありました。

例年の大きさの木は持って帰れなかったので、私の背丈くらいのを選んで、雪の中をひこずりながら引っ張って帰ったのを思い出します。

ドイツでもその市が立つ頃、訪れていたことがあったのですが(デユセルドルフの近郊の町でした)、それは大きな市でした。

見渡す限り大小のツリーが並んでおり、まるで小さな森をそこに移したって感じでした。

また、どの町でも大きなツリーが町の中心にある広場に建てられます。

クリスマス前の4つ目の日曜日からadvent seasonと呼ばれますが、たいていその4つの日曜日の最初の日曜日に街の人々は広場に集まり、そのツリーの点灯式をするのです。

そして灯がともると彼らは手をつないでツリーの周りをクリスマスキャロルを歌いながら踊って回ります。

するとサンタクロースが現れ子供たちにプレゼントを渡します。

たいていはチョコレートやミカン。

クリスマスツリーはお正月が過ぎて1月13日まで飾られています。

個々の家庭でもそうです、13日までです。

24日の記事の付けたしを書きます。

24日の夕方、教会の鐘が午後4時を知らせると公式にクリスマスが始まったという事になります。

それを合図にクリスマスディナーを始める家庭も多いようです。

ノルウェーのクリスマスは例外なくwhite Christmasです。

家の中は赤を基調にしたクリスマスの飾り、という事もあるでしょうが全体に明るく暖かに見えます。

外とのコントラストは大きいですよね。

それゆえにもっと家の中が暖かく見えるという事でしょうか。

ノルウェーのクリスマス、懐かしいです。

何か日本より落ち着いて食事もできる。というか。

やはり、日本は誰しもが忙しい国なのでしょうか。

クリスマスだけでなく、私にとってもっとゆっくり時間が流れていたような気がします。