クランセカーケ

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今日も食べ物のお話です。

結局、人間にとって食べることが一番?

話題は尽きないようです。

世界の他の国に絶対ないだろうと思うノルウェーのケーキはクランセカーケというケーキです。

アーモンドの粉をドーに混ぜ込んで焼いたものです。

味、焼きあがった生地の見た目はクッキーみたいだと思いますが、もう少しサクサクしているかなあ。

このケーキを焼くにはかなり手間、時間がかかるようです。

その分、心がこもっている意味のあるケーキだという事でしょうか。

そう、意味のある日のためのケーキなのです。

このケーキはクリスマスツリーのような円錐形をしていて、一番下は最大の輪っかで、上に向かって輪っかは徐々に小さくなっていきます。

この写真のような大きさの違う輪です。

お義母さんがこのケーキを焼く時には輪っかがいっぱい用意されていました。

今は、この写真のようにもう少し簡単に作れるようになったのでしょうね。

そう、このケーキを焼くにはサイズの違うケーキ型がいくつも必要なのです。

一番上は2㎝位の円形でしょうか。

焼きあがったものは植えに向かって輪っかが重ねられていき、一番上は何かの飾りが置かれます。

私たちの結婚式にもお義母さんが焼いてくれたクランセカーケがありました。

一番上には花婿花嫁の小さな人形が飾ってありました。

私はまだその人形を先日書いた記事のウエディングドレスと一緒に保管しています。

このケーキの丸い形の輪っかは一年、一年を表したものだそうですよ。

私はこのケーキの素朴な形が好きです。

ドーも素朴な味がすると思います。

重ねた年輪にはこの写真のように、粉砂糖でアイシングの飾りをしたり、小さなノルウェーの旗を何本かさしたりします。

つまり「フラー、このお祝い!万歳!」てことです。

このケーキを初めて見た時、このケーキを編み出した人を尊敬するわ、と思ってしまったものでした。

クランセとはwreathのことです。

他の言葉で言うとcrown、つまり王冠とも語源的には同じです。

ノルウェーの通貨の単kroneも英語のcrownと同じです。