どんぶりもののおいしい季節ですね

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このところ、我が家でも丼が大活躍しています。

丼という器はとても便利だと思いませんか?

我が家では丼物だけではなくサラダの入れ物にもしますし。

ノルウェーでは丼様の器は一度も見たことないような気がします。

お土産で持って行ったことがあります。

ゴロゴロのジャガイモを食卓に供すのにお姉さんのところでは使ったりしていました。

どんぶりという語が誕生したのは江戸時代のことらしい・・・江戸末期だそうです。

丼物の歴史は浅いということです。

うな重なんて昭和35年に誕生したのだそうですよ。

それまでは皿が主体だったのだけど、この丼のおかげで新しい食べ物がどんどん生まれていったようです。

例えば、かけそば。

そばを丼に入れ、熱いお湯をかけて食べる。

丼のない時代には考えられない食べ物ですよね。

このかけそばが様々なバリエーションを生んでいきました。

卵とじそば、きつねそば、たぬきそば、てんぷらそば、親子そば、かも南蛮、そして、そばの代わりにご飯を使った丼もの、卵丼、親子丼、天丼が登場していきました。

これだけで、もうどれほどのバリエーションがありますか。

日本の食文化ってすごいと思います。

やがて、日本の食べ物を丼ものにするだけでは飽き足らず、日本人は西洋から渡来した食べ物まで丼ものにしてしまったのです。

西洋丼のトップバッターは牛丼。

牛丼は今もって日本人にとって大人気の食べ物ですよね。

夫と私は台湾だったかなあ、海外でまで吉野家にはいって牛丼を食べました。

次はカツカレー。

今では皿に盛られるのが普通だけど、最初は丼ものとして発明されたようです。

浅草の「河金」という洋食屋が作ったのが始まりで、「河金丼」と名付けられていたそうです。

三番目には今もポピュラーなかつ丼

これは大衆食堂の相も変らぬメニューに飽き飽きしていた学生がひょんなことから厨房に入り込んで作ったのが始まりとか。

その後も丼の新作は後を絶たない・・・焼き肉どん、カレーどん・・・と日本人の創作意欲を今もかきたてていますよね。

皆さんも様々に試していらっしゃるのでは、と想像します。

さて、丼という字ですが、これを中国人に見せたらどんな反応をするのでしょうか。

この字、外側の井という字はもちろん井戸の井。

真ん中の’(この点が入力できないのでこの字で代用します)は井戸に石を落としたことを意味していて、その音がどんぶりと聞こえたことから井にその点をつけて丼という字にしたそうです。

中国にはない日本で生まれた漢字なんですよね。

他にも日本で生まれた漢字ってあるのでしょうか?

何にしても、日本人の「おいしいもの食べたい」と意欲は美味しいものをドンドン創作し漢字まで作り出してしまったのだから…中国人には脱帽して欲しいな!