友人たち,知人に出会う meeting friends
皆さんは、友人、知人に思いもかけないところで会って驚いてしまった、などという経験はありますか?
その会う確率はどのくらいだと思いますか?
私は数字に弱い、とてもじゃあ、ないけど計算はできませんのでお分かりになる方がいらっしゃったらぜひお知らせください。
日本国内での確立より海外で、となるとその確率はより低くなるのでしょうね。
しかし、それが起こったのです。
数年前のことです。
バルト3国とポーランドに旅した時のことでした。
確か、リトアニアでのことだったと思います。
十字架の丘の観光の後、あるお城(名前は忘れてしまいました)に行ったときに起こったのです。
日本からのツアーに参加しての旅だったのですが、お土産を買ったりで、ついつい妹と私はゆっくりしすぎたようでグループから遅れ、やっとお城を出ようとしていました。
出てすぐのところにある堀の橋を渡ろうとしていた時、前からやってくる一人の東洋人女性が目に入りました。
「A先生?」
そう、彼女は私の元同僚だったのです。
我が家から1丁目しか離れていないところに住んでいるのに長年会うどころか見かけもしていなかった人でした。
そんな彼女にリトアニアの古城で!
彼女は一人で旅をしていました。
世の中、こんなこともあるんですね。
一度、高校時代のクラスメートにはるか故郷から離れたところで会ったこともありました。
これは私がまだ24歳くらいだったころ、妹と信州に旅した時のことです。
仕事の休み、週末を利用しての秋の旅でした。
運悪く行きは台風に見舞われ、ホテルまでのタクシーの運転手さんには「こんな日に何しにいらっしゃった?」と問われてしまいました。
私だって同じ質問を聞きたいわ。
「予約を入れていたもんで・・・」
次の日は台風一過で晴れ渡っていましたが、木の枝があちこちでもがれていたり、で台風のすさまじさを物語っていました。
まあ、観光はできました。
諏訪湖に行って、そのあたりを散策、絵皿を描いたり…まだ持っています。
で、昼過ぎにはもう帰りの途に・・・。
それがですね、前の日は台風、その日はJRのストライキで、踏んだり蹴ったりでした。
台風の影響もあったのだとは思いますが、列車は随分と遅れていました。
松本駅は大変な混雑で列車はやっと乗れても席なんてない、名古屋までずっと立ちっぱなし、と覚悟をしていました。
が、その手前、30分くらいになり空いてきてやっと座る事が出来たのです。
それがですね、その時気がついたのです。
お互い反対方向を向いて立っていたのでしょうか、私の高校時代のクラスメートが目の前に立っていたのです。彼氏と一緒に。
後で思いました。
彼女はバツが悪くて気がついていないふりをしていたのだろうかと。
というのは、それからしばらくして他の友人から彼女は結婚したけどその時の男性が相手ではないよ、と聞いたのです。
もう一人、高校の友人に京都で会った事がありました。
彼女は旅人ではなく、京都の住人になっていました。
他にもトルコ(1999年だったでしょうか)に旅した時グループの中にいた京都出身のご夫婦に数年後イタリア、ミラノ空港で会いました。
広島県の夫婦に海外旅行中、同じ飛行機に乗っているのを発見したり・・・。
まあ、こういう人たちは私たちと旅という共通の趣味があるし、生活環境が似てて、同じ思考回路で休みを取る・・・そんなことがあるのかもしれませんね。