英語の勉強の仕方NO 2 ネイティブが偉大な講師とは限らない
How to learn Englishの続きです。
前回、日記を書くことをお勧めしましたが、書いている英語が正しいかどうか一人の学習では分からない、と言われる方がいます。
私は、中学1年、2年程度の英語の基本ができていれば、短い文だと間違うことはないだろうと思っています。
文型通りに書いて主語動詞プラスの目的格の文でいいのですから。
関係代名詞など入れて書いたり喋ったりする必要はないのです。
英語の教室でもすぐに中学で習った型通りの関係代名詞を入れた長い文章を喋ろうとする人がいますが、もっと短い文にした方が良いのです。
関係代名詞が入る様な文だと、3文くらいに分けてしまった方が良いのです。
ある生徒さんがMy family consists of 6 people(私の家族は6人からなる).などと言っていたことがありましたが、まさかどこかの会社に提出するドキュメントでもありますまいにこんな文では固すぎます。
There are 6 people in my family.でいいのです。
会話は優しい文、言葉でいいのです。
ネイティブ自体も優しい言葉の会話しかしていません。
日常会話において関係代名詞を入れて喋ることはまずないと思います。
会議とかで何かの説明でもったいぶったことを言おうとするのならそんな文もあり得るでしょうが。
日常会話において関係代名詞が入っていたら、例えば、誰かにお説教をしている場合とか、なんかその喋っている言葉に説明がいると感じた時、あるいは格好をつけている時です。
言葉が場面に適したものかどうかを判断するには映画などを見るのが一番だと思います。
自分が喋っている言葉、選んだ言葉が正しいかどうかを判断するにはアメリカなどに住んでいない場合は映画やドラマを見るか本を読んだらと思います。
よく使われる言葉、よく使われるフレーズはシチュエーションを替え、何度も出てきます。
読みながらその言葉、熟語のニュアンスを学んでいき、どういう場合にその言葉を正しく使えるか習得する事が出来るのです。
英米の子供たちが英語を学んでいくのも結局同じやり方です。
毎日、その時のシチュエーションを理解しながら母国語として英語を身に付けているのです。
毎日の様にシチュエーションを経験しながら、というわけにはいかない私たちは本なり映画にしか頼れないでしょう。
英文学の教授などは何百冊もの本を読んだと言われます。
シャワーのように聴いていたら、ある日、突然英語が話せるようになる、という事は絶対にないです。
ただただ英語習得に向けて努力するのみです。
クラスに関しては、ネイティブの講師について英語を勉強すれば英語が身に付くと思っている人がいますが、これも大間違いです。
いつまでたっても思う様には喋れないでしょう。
第一、講師はずっと日本語は一切喋らず英語だけクラスで喋る様言い渡されているとかですが、これでは「シャワーのように聴いていると喋れるようになる」というCMと同じです。
ある大手の英語学校の講師が説明するのに一度、日本語を喋ったらその語学学校側から大目玉を食らったとか。
その教室に参加していた生徒さんがそんな話をしていました。
彼ら(ご夫婦)も外国人講師なら英語が身に付く、英国に行けば英語が身に付くという事を信じ切っています。
教室に行っていてもさっぱり英語は分からない、それでも何年も通っています。
学校側は彼らが買い求めているその学校の教材を使って教室に臨む前にしっかり予習しなさい、と言っているそうでして。
それは自分で努力をすることです。
努力して身に付けたものを試すのだったらそんなすごい費用をとる大手の学校でなくてもいいのです。
私のクラスの生徒さん…皆さん、それぞれに賢いです。
彼らの教室に対する意見を聞くと、なるほどと思います。
教室の講師とは英語習得の手段であって英語を身に付けるのは自分自身。
だから早い話が日本人の講師であろうが英国人であろうが構わないのだそうです。
私はその意見は多いにあたっていると思っています。
今日はここまでで、英語学習に関して、次は留学について書きたいと思います。